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"TOUCH OF JAZZ"アルバム - Grace Mahyaセレクト

番組「TOUCH OF JAZZ」では、毎回ゲストの方に
自身の「TOUCH OF JAZZした作品=ジャズに触れた作品」をご紹介いただいています。


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今回は、ボーカリスト・ピアニストのグレース・マーヤさんのセレクション。
「ジャズもクラシックもどっちも大事にしてもいいんだ」というマーヤさんの気付きの言葉が印象的です。
音楽、特にジャズは自由!ジャズならではのエピソードですね。


『GERSHWIN'S WORLD / HERBIE HANCOCK』


「私はもともとずっとクラシックをやっていたので、ラヴェルとかもちろん大好きだったのですが、このアルバムの中で「ピアノ協奏曲ト長調」をハービーが演奏しているのを聴いて衝撃を受けたんです。

この曲では、ハービーがアドリブをしながらオーケストラと共演しているんですが、ラヴェルの原曲はよーく知っていたから最初は「ん?違う?あれ?」と思ったけど、ハービーの頭の中や、心の中が、ラベルの音楽と一緒に動いてて、彼の耳にはこういう風に聴こえているんだって。その組み合わせがなんとも衝撃的でしたね。

(私はクラシック畑でやってきたので)ジャズをはじめたときプレッシャーやコンプレックスがあったんです。でもこれまでやってきたクラシックを捨てたくはないと思っていて、ライブではアドリブでクラシックの要素を取り入れたりしていたんです。そんな中この曲を聴いて、「ジャズもクラシックもどっちも大事にしてもいいんだ」と思ったんです。音楽は音楽だから大丈夫なんだって。ジャズの懐の深さを知った、まさにTOUCH OF JAZZしたとても大切な曲です。」
Grace Mahya


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■タイトル:『GERSHWIN'S WORLD』
■アーティスト:HERBIE HANCOCK

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【Herbie Hancock - Concerto for Piano and Orchestra in G, 2nd Movement】



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Grace Mahayaニューアルバムリリース決定!


■タイトル:『Close To You』
■アーティスト:Grace Mahya
■発売日:2013年5月15日
■レーベル: D-musica ダイキムジカ
■製品番号:DMCD25

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【Grace Mahya】

3歳からクラシック・ピアノ、ヴァイオリン、バレエを習いはじめ、4歳で初めてのピアノ・コンクール入賞。9歳で夏期留学したパリではピアニスト、ルセット・デカーブ氏に師事。日本語、英語、ドイツ語、フランス語に堪能で、1997年にはドイツに留学。トップの成績で入学したドイツのフライブルグ国立音楽大学ピアノ部門卒業後、2001年、大学院に進学して音楽研究の研鑽を積む傍ら、コンサート活動を続ける。2003年帰国後は、ジャズ&ブルースをルーツにする実力派ピアニスト兼シンガーとしてライヴ活動を国内でスタート。愛くるしいキュートなルックスと持ち前の親しみやすいキャラクターで、忽ち人気者となる。また、低音の魅力を発揮したセクシー・ハスキー・ヴォイスは多くのファンを魅了している。
2006年10月に発売されたファースト・アルバム『The Look of Love』では、現在のジャズ・フュージョン・シーンをリードする若手ミュージシャンを起用し、「キャラヴァン」や「マイ・フェイヴァリット・シングス」などのスタンダード・ソングから「マイ・ウェイ」、「リボン・イン・ザ・スカイ」などのポップス曲まで幅広く歌い上げた。時代に捉われない新しい感覚がグレース・マーヤを印象付ける衝撃的なデビュー作となった。
2007年2月には老舗ジャズ・スポット「DUG」での最後を飾るライヴを収録したジャズ史に残るライヴ・アルバム『Last Live at DUG』を発売すると、早くも次作の制作に取り掛かり同年10月には、3枚目のアルバム『Just the Two of Us』を発表。アレンジャーにはポップス・シーンで数多くの有名アーティストを送り出してきた笹路正徳等を起用。待望のオリジナル楽曲を2曲収録し、ジャズ、ポップス、ソウル、ラテンと幅広いジャンルのヒット・ナンバーをヴォーカル・スタイルに徹して挑戦した意欲作となった。また、FM放送でのバイリンガル・パーソナリティが好評を得て、その隠された才能が開花した。
2008年7月には4枚目のアルバム『The Girl from Ipanema』を発売し、ボサ・ノヴァの新女王誕生とささやかれるような反響を得る。
2011年12月7日には彼女のデビュー5周年と共に5枚目のアルバム「ポインシアナ」を発売し、ドラムレスの癒しアルバム、ジャズの名曲の数々を暖かく、そして新しい風が吹くアレンジに仕上げられ、注目の一枚になっている。
現在は全国各地でのライヴ・スポットを中心に益々意欲的な音楽活動を続けている。


グレース・マーヤ Official Site

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